まぁ、色々あって、寄ったついでに、
怪しい佐賀の担々麺屋さんに逝って見た。
私は当然炒飯できまり。
ツレは担々麺だ。
安心出来るが、余力の無くなって来た日本人のお財布に対応して、
ローコスト・そこそこの味というバランスが優先されている。
担々麺、チーマージャンを叩き込む、濃厚系のスープを合わせれば、
そうなるか、大丈夫だなという、正解の味だな。
バブルの頃、辻阿倍野の静雄さんパシリ集団と、バブリーな消費に後押しされて、
日本のフレンチが、世界を席巻すると期待させたが、紆余曲折の結果、、
まぁ、或る程度の店が並ぶ日本と言う国家の食道楽が形を成す事が出来た。
辻静雄の試食会で鍛え上げられた面々は、確かに日本のレストランを変えたが、
同時に、味の美味い不味いは関係ない、
決められた味をキチンと再現する、
小野正吉さんが提唱した宴会料理の計量重視と言うマニュアル重視の料理と言う、
レストランでは無い、定食屋さんだけが伸びている、
それはそれで良いのかなぁ、、うん、味を決めるのは天才、そして店を守るのは凡人、
あの頃の私が望んだ、街に普通に美味しい店が並んでいるという今の現状は、
食べ歩きが普通に出来る時代になったが、
今喰わないと、もうすぐ食えなくなるという強迫観念に襲われて、
5年で12万キロ走る今の私が居る訳だ。
佐賀にやってきた一人のおっさんが、24万の都市に食べ歩けるだけの店をばら撒いた。
そして、無寒暑庵の展示会を、徴古館でやっているので、見に逝って見た。
伸一さんは、まだ元気だった、、、
そして無寒暑庵の緞通は凄く良くなっていた。
綺麗な緞通、美しい緞通、それが今の無寒暑庵の緞通を表現するに相応しい言葉だろう。
美織の政之輔さんが格調高く織らせたら右に出る者は居ないんだが、
吉島家ともめんの華の、引退間際or済みの凄腕さん達とは違う意味で、
新しい世代の織り手が出て来たなぁ、、
でも、私は見る緞通じゃ無くて、寝っ転がる緞通が欲しいから、
もめんの華か、、、でも、織り手が一人で安心出来る小城が一番かなぁ(私限定)
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